ミャンマーの未来をゴミ拾いから描く。Clean Yangon Green Yangon Project

Clean Yangon Green Yangonという活動がある。これはHerBESTが主体になって、2017年5月から始めた活動で、毎月1度、ヤンゴンの街に出て、緑の服を着て、緑のトングとゴミ袋を持って街のゴミ拾いをしている。

なんでこんなことを始めたのかって、それは、単純にミャンマーの街がゴミで溢れかえっているからだ。

道を歩けば臭いし、ゴミを踏みつけてしまうし、見た目も良くないし正直あまり気持ちがよかったことはない。

お客様の暮らしを整えるお仕事をしている HerBESTだからこそ、ミャンマーの街を綺麗にするこのイベントは、まずは私たちの手で運営されるべきだと思った。

そうやって始めたこのイベントは、もう7回目になった。
最初は怪しい緑の集団が、街に現れたぞと、変な目で見られながらゴミを拾った。

ちょっと話題になったりもして、テレビや、新聞の取材もやってきて、街の人に声をかけられることも。ただ4回目くらいになると物珍しくなくなって来て、参加者が減ったりもした。

でもだんだんと、いつも来てくれる人ができて、ゴミ拾い中に声をかけてくれたり、見かけた人が差し入れを持ってきてくれたり、この活動を通してHerBESTのことを知ってくれる人も、ちょっとずつ現れはじめた。

自分で言うのもなんかあれなんだけど、このイベントはとても良いイベントだと思っている。

HerBESTの事業以外で時間と人をかけられるのであれば、いろんなスポンサーをつけることや、大きなイベントにしていく可能性もあると思う。

だけど、それ以上に、ちゃんと毎回、毎月地道に続けていくこと。一回で終わる「イベント」ではなく、続く「活動」であること。

街に受け入れられて、みんなの手で、ヤンゴンに落ちたゴミを拾っていくこと。小さくても来月もまたやろうと、トングを持つことができることがとても大事だと思っている。

”おそうじは、人の心も綺麗にする。国籍や宗教などの立場を超えて、ひとりひとりの小さなゴミ拾いが、ヤンゴンという街の未来を動かしていく”
Clean Yangon Green Yangonのコンセプトから抜粋

そんなこの活動にヤンゴンのグッドパーソンが集まり、ちょっとずつヤンゴンを前に動かしてくれるといいな、という願いを込めて。

村上由里子より。